[前日計量]2025.6.6
辰吉寿以輝! 自信満々サウスポー攻略に意欲!

日本スーパーバンタム級13位の辰吉寿以輝(28=大阪帝拳)が6日、大阪市内の関西JBC(日本ボクシングコミッション)事務局で前日計量に臨んだ。
辰吉は、明日(7日)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第2競技場)で開催される「ドラマチックボクシング」のメインイベント、スーパーバンタム級8回戦でアリエル・アンティマロ(23=比)と対戦する。
辰吉は、スーパーバンタム級リミットを300g下回る55.0sでパス。計量後、「いつもこのメニューです」と、サムゲタンとスイカ、パイナップル、マスカットを食べて、リカバリーに努めた。
サウスポーが苦手じゃないことを証明する
昨年12月にOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の中嶋一輝(32=大橋)に挑戦したが、2回TKO負けでタイトル獲得ならず。今回が再起戦となる。中嶋に敗れたことでサウスポーが苦手という声が上がる中、「スパーリングでも対応できるようになり、パンチを当てやすくなった。サウスポーが苦手じゃないことを証明する」と力強く断言した。
元WBC世界バンタム級王者の父・辰吉丈一郎は1週間前に家に来たようだが、「試合に関しては、特に何も言われなかった」と話した。
大阪帝拳ジムの吉井寛会長は、「相手をどれだけ動かせるかが鍵。辰吉はスロースターターなので、最初からペースを握れるかが重要。本人は倒したい気持ちもあるでしょうが、いかに力まずにいけるか」と語ると、「以前より、かなり変わったと思いますよ」と辰吉の進化に期待を寄せた。
辰吉は、「明日はディフェンスもできるところも見せつつ、最初からエンジンをかけていく。もちろんKOを狙う。シュシュシュでいきますわ」と独特の表現で、意気込みを語った。
一方、今回が初来日となるアンティマロは、500gアンダーの54.8sでクリアした。
計量後、取材に応じ、「相手は強いが、明日は良い試合をしたい。楽しみにしていてください」と意気込んだ。やや緊張した様子だったものの、日本での大きなチャンスに静かに闘志を燃やしている。
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