[記者会見]2025.5.26
武居由樹「面白い試合にはならない」
WBO(世界ボクシング機構)バンタム級タイトルマッチの記者会見が26日、横浜ベイシェラトンで行われ、王者の武居由樹(28=大橋)と同級8位のユッタポン・トンディー(31=タイ)が出席し、それぞれに意気込みを語った。
この日、挑戦者と初対面した武居は「面白い試合にはならない」と、毅然とした表情を見せた。
試合は、5月28日(水)、横浜BUNTAIで開催される「NTTドコモ presents Lemino BOXING 世界タイトルマッチ」のメインイベントで行われる。
前日計量が一般公開!
なお、明日(27日)、正午から横浜BUNTAIで行われる前日計量が一般公開されることも発表された。観覧希望者は、午前11時40分までに横浜BUNTAI 1階正面場外に集合してください。入場は先着順で会場内は立ち見。また、定員を超えた際は入場できない場合があります。
決戦を2日後に控えた武居の表情は、より引き締まっていた。「良い試合をするつもりはない。パンチをもらわずに一方的に殴る。ベルトを触らせるつもりもない」とチャンピオンの風格を漂わせた。
会見に同席した大橋秀行会長は、「右肩が完治して順調に仕上がっている。ユッタポン選手も快く延期を受けて入れてくれて、その間に強くなったと聞いている。当日は激しい試合になる」と好ファイトを期待した。
八重樫東トレーナーは、「公開練習を見て、自分が思っていたよりスキルが高い選手だなと思った」と挑戦者を警戒。その上で「映像を見て弱点は見つけている。そこを突いて勝つ」と自信を示した。
世界初挑戦のユッタポンは、「100%仕上がった。武居と初めて会ってワクワクしている。明後日には、チャンピオンが変わる。ここを勝って、もっと強い日本人選手と戦いたい」と自信に満ちた表情を見せた。
会見に同席したタウィーン・ラオスワンワットマネージャーは、「(武居は)キックボクシングの経験があり、距離が遠いが、ガードが甘い」と語った。
ムエタイの元ラジャダムナンチャンピオンのユッタポンに対し武居は、「元ラジャのチャンピオンだと聞いて、より気が引き締まった。K-1時代、独特のリズムがあり、タイ人選手が苦手だったが、キックとボクシングは別のジャンル。相手のリズムに巻き込まれずに、自分のボクシングで倒す」と代名詞であるKO決着に気持ちを高めた。
この日、前日計量が一般公開されることが発表、武居は「ファンの応援が力になる。平日の昼間で、なかなか難しいかもしれないが、良い体に仕上げたので、その目で見てもらえたら」と参加を呼び掛けた。
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