[前日計量]2025.5.19
世界4階級制覇王者ドニー・ニエテスがTREASURE BOXING初参戦!
元世界4階級制覇王者のドニー・ニエテス(43=比)と日本スーパーバンタム級2位の池側純(27=角海老宝石)が19日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。
試合は、明日(20日)、後楽園ホールで開催される「TREASURE BOXING PROMOTION 8」セミセミファイナル、121lb(約54.9s)契約6回戦で行われ、U-NEXTで独占ライブ配信される。
当時のWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)と対戦して以来、約3年ぶりに来日したニエテスは、54.7sでクリアした。計量後、取材に応じたニエテスは「また日本で戦えることにワクワクしている。相手は身長が高いが慣れている」とベテランらしく落ち着いた表情を見せた。
先日、行われた井岡とフェルナンド・マルティネス(33=亜)の試合も見たようで、「(井岡は)前に戦った時と変わっていない」と感想を述べると「次、戦えば自分が勝つ」と元世界チャンピオンのプライドを見せた。
「目標は世界5階級制覇」
目標はバンタム級での王座返り咲きだ。「バンタム級の世界チャンピオンなら誰でもいい。明日は良いパフォーマンスを見せて、できればKOしたい」と自信たっぷりだった。
昨年10月の日本王座挑戦者決定戦以来の再起戦に臨む池側も54.7sで秤を降りた。「想定していた通り、小さく感じた」と、初対面したニエテスの印象を語ると、「リング上で向き合ってどう対応していくか。6ラウンドしかないので積極的に仕掛けていきたい」と意気込んだ。
「積極的に仕掛ける」
前戦、拳を交えた石井渡士也(24=RE:BOOT)は4月22日(火)に行われた王座決定戦で戴冠。池側にとって大いに刺激を受けた。「ここを勝って石井選手にリベンジしたい」と言葉に力を込めた。
日本スーパーバンタム級3位の細川兼伸(22=ワタナベ)は、121lb(約54.9s)契約8回戦でエイドリアン・アルバラード(26=米)と拳を交える。細川は54.7s、アルバラードは54.6sでパスした。
現在、4連勝中の細川は「練習してきたことを実行するだけ。どんな展開になっても自分がやるべきことは変わらない。しっかりと勝ち切る」と意気込んだ。
2度目の来日のエイドリアンは、「試合に向けて準備は整った。明日は戦争のような試合を見せたい」と決戦を心待ちにしていた。
WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27=M.T)とチームメイトのエイドリアン。6月8日(日)に王座統一戦に臨む中谷に勝利のバトンをつなげるつもりだ。
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