矢吹正道親子が頂点を目指す!

　U-15女子45kg戦に出場する夢月さんは、「試合が楽しみ。18歳になったらオリンピックを目指し、いずれプロボクサーになりたい。(日本で)親子で世界チャンピオンになった選手はいないのでなりたい。次戦はKOで勝ちます」と勝利を誓った。試合の映像を見ながら「この技は使えるんじゃないかな?」など、弟と話し合いながら力を高めている。この日も2人でマスボクシングをしながら切磋琢磨していた。

　伸びのあるジャブとカウンターは父親譲りで、練習では動きのキレを感じさせた。

　U-12男子30kg戦に出場する克羽君は、「最近、ボクシングが楽しくなってきた。メイウェザーが好き。次の試合は絶対に勝ちます」と意気込んだ。

 まだ幼くシャイな一面を見せるが、以前見た時とは格段にレベルが上がっていた。

　矢吹は「自分の試合が近いため、まったく教えていないが、結果がどうあれ、悔いのない練習をして勝ちに行く姿勢を見せてほしい」と期待を込めた。

　世界戦が近い矢吹だが、2人の子どものほか、LUSH緑ジムからJCL全国大会に出場する選手のサポートのため、会場に駆けつけるという。