因縁のリマッチ! 亀田京之介vs中川麦茶!

　先に秤に乗った亀田は、契約体重を200g下回る57.8kgでクリアした。記者会見で「昨年はしょうもない試合をしたという声が多かったが、作戦で倒しにいこうとは思っていなかった。自分のボクシングをして勝ちにいった。今回は、1ラウンドから足を止めて打ち合って潰す。ポーンと押しただけで吹っ飛んだけど、お前パワーあるのか? おい! 打ち合えよ」と中川を挑発。

　亀田興毅ファウンダーを挟んで罵倒しあう中で、最後は怒りの感情を爆発させ途中退席した。

　拳を交える中川は、リミットの58.0kgでパスした。亀田の呼びかけに対し、「1戦目も『打ち合う』と言っていなかったか? それで打ち合う気がなかったのはどうなんだ? 大好きなアウトボクシングは、いい加減やめろよ。明日は強い麦ちゃんが帰ってくる。中盤くらいに倒すんじゃないですか」とニヤリと笑った。

　昨年8月の対戦では、56.0kg契約戦だったが、今回は2kg重い58.0kgでの試合となる。スーパーバンタム級(55.3kg)を主戦場としている中川だが、「去年は、あいつがやりたいと言うから、こっちに体重を合わせてこいよと思ったが、今回は、体重は気にしないで、ベストコンディションでいいんじゃないかと。自分としてはこのくらいがちょうどいいかもしれない」と万全のコンディションをアピールした。

100万円のKO賞が懸けられる

　亀田ファウンダーは、「前回は、あのような試合(凡戦)だったので、(今回こそはと)期待している」と語った。明日の試合では、100万円のKO賞が懸けられる。