今年の夏は重量級が熱い! 一気に動き始めた!

　日本ボクシングコミッション(JBC)が2日、最新の日本ランキングを発表、ウェルター級の日本タイトルを返上した豊嶋亮太(28=帝拳)が、スーパーウェルター級3位にランクインしたことで、現役最年長日本王者の出田裕一(39=三迫)が君臨する重量級の最激戦区が、大きく動き始めた。

　豊嶋が王座を返上したウェルター級は、OPBFとWBO-APの2冠王者で、4団体全ての世界ランキングで、トップ5入りしている佐々木尽(22=八王子中屋)が世界を目指しているが、国内戦線は戦国時代が続いている。

　そんな中、7月19日には、スーパーウェルター級10位の辻本純兵(30=帝拳)とウェルター級8位の長濱陸(32=石田)が、69.4kg8回戦で対戦する。

　8月13日には、西川宏次郎(35=横田S)と磯谷大心(22=輪島S)、平安山太樹(36=オキナワ)と日本2位の小畑武尊(25=D東保)が、それぞれウェルター級8回戦で対戦する。

　8月27日には、石脇麻生(24=石田)とセムジュ・デビッド(31=中日)による日本王者決定戦も予定している。

　ミドル級も面白くなってきた。優勝賞金総額1億円超として、注目を集めている「PRIZE FIGHTERトーナメント」に出場する前OPBF王者の竹迫司登(32=ワールドS)が、日本3位にランクインした。高額トーナメントで勝ち進めば、日本・WBO-AP2冠王者の国本陸(27=六島)と可兒栄樹(22 =T&T)の勝者とのマッチアップも実現する。