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[比嘉大吾試合後談話]2023.12.31

一発喰らった比嘉大吾! 2024年は世界へ

 元WBC(世界ボクシング評議会)世界フライ級チャンピオンの比嘉大吾(28=志成)が31日、バンタム級10回戦のリングで、ナワポーン・ポーチョークチャイ(32=タイ)と対戦した。

比嘉大吾(志成)!KO勝利。

 比嘉大吾らしいパワフルなボクシングが楽しめた試合。相打ちで受けた右に一瞬グラついた比嘉だが、タフなナワポーンに対し、一気にパンチをまとめると、最後は左ボディで倒して勝利を掴んだ。

 「一発もらった」と、おどけながら囲み取材に応じた比嘉は「左ボディが当たらなかったらヤバかった。アッパーが見えづらく警戒していたら、ストレートを貰った。効かされた時は立ってる方がキツいですね」と、ナワポーンの右を顔面に喰らったシーンに苦笑いした。「ジャブでは止まらず、プレスが強くてパンチも硬かった。接近戦は相手のペースで1、2ラウンドは取られていた」と反省の弁が口をついた。KO勝利には「右フックか左ボディを狙っていて、目をつぶって振ってみたら当たった。振ってみるもんですね」と笑顔が弾けた。

2024年は世界王座奪還!

 フライ級に続いて、バンタム級で世界王座奪還を目指す比嘉は「意識外のパンチは、階級は関係なく効くと思うので、そういうパンチを増やしていきたい。試合内容は面白かったと思うから、結果オーライ」。大田区総合体育館の歓喜の余韻を楽しむ余裕もあった比嘉大吾。「世界戦が組まれれば、調子が良くても悪くても挑戦する。結果がよければそれで良い。そういう世界。海外でも日本でも、チャンピオン次第。後は練習と運」と目を輝かせた。


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