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WBA・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が5階級制覇王者ノニト・ドネア(米/比)と激突するWBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)同級決勝戦は、開催地が未定ながら11月開催を目途に交渉を進めていることが分かった。これは18日に横浜市内のホテルで開かれた大橋ボクシングジム後援会の懇親会で大橋秀行会長が明かしたもので、弟でWBC世界同級暫定王者の井上拓真とダブル世界戦を計画している。
まもなく発表できると大橋会長
懇親会後の囲み取材に応じた井上は、「11月開催を頭に入れ、8月から本格練習に入る。拓真と同じ日に試合をするのは昨年5月以来、久しぶりなので激アツ! 仕上げる日が一緒なので切磋琢磨できる」と喜び、井上家によるバンタム級3団体独占の瞬間を心待ちにした。
兄弟競演を喜んだ尚弥と拓真
また、正規王者ナルディーヌ・ウバーリ(フランス)と統一戦を予定する拓真も「兄弟ダブル世界戦は以前からの夢だったので嬉しい」と話し、今月6日に初防衛戦をクリアしたウバーリについては「元オリンピアなだけに上手いし強いが、自分とは噛み合いそう。いろいろと楽しみ」と声を弾ませた。
八重樫は年内にも世界戦か
また、大橋会長は3階級制覇王者の八重樫東の次戦にも言及し、11月以降に世界戦を行う方向で調整中。これに八重樫は「会長がボクサーとしての花道を作ってくれると思うので、しっかりと準備し頑張りたい」と抱負を口にした。
大橋ジムの選手、スタッフが勢ぞろい
この日の懇親会には約300人が出席し、選手を代表して挨拶に立った井上は「選手が最高の環境で練習ができるのは皆さんのおかげ」と感謝し、「しっかりと結果を出すことが恩返しだと思っている。精進して最高の結果を出していきたい。ドネアとのWBSS決勝に向け、今まで以上の練習を積み優勝できるように頑張ります」と誓った。