武居由樹と八重樫東と田中恒成! 戦闘力高めの鎌倉精肉店

　WBOバンタム級王者の武居由樹(29=大橋)が21日、元世界3階制覇王者の八重樫東トレーナーとともに鎌倉精肉店で1日店長に挑戦。「チーム八重樫」が合宿の際に、牛肉を差し入れしてもらっている縁で実現した、今回のイベントでは、普段のグローブではなくメンチカツを手に、ファンとの交流を楽しんだ。

　オープン前には「初めての経験で楽しみ」と笑顔で語った武居だが、やや緊張した表情で開店。しかし、次第に店内は和やかなムードに包まれていった。

メンチカツの食レポに“喝”

　試食レポートに挑むも「美味い、幸せ」と控えめなコメント。これに八重樫トレーナーが「下手くそ!」と一喝、「揚げ物だが、和牛100%で防腐剤を使っておらず、お子さんの食育にも合う」と、お手本を見せる”指導”が入り、店内には笑いが起こった。

　大役を任された武居は「不安だったが、たくさんの方が来てくれてパワーをもらった」と、感謝した武居は、7月12日に誕生日を迎えたばかりで、「29歳になり、この1年は鎌倉精肉店の良い29(肉)を食べて、懸命に悔いなく30代を迎えたい。強くなるために成長中です」と、自身と店舗をPRした。

　話題は次戦に移り、「8月4日から7日まで静岡県で合宿に入る。今回の試合も序盤から倒しにいく。尚弥さんを超えるような結果を見せたい」と、ジムの先輩でもある、当代きっての絶対王者、井上尚弥(32=大橋)への対抗心を力強く語った。

　この日はプライベートで来ていた、先日引退を表明したばかりの元世界4階制覇王者の田中恒成氏も販売を手伝うことになり、1時間で200人以上が来店し、用意していた300個があっという間に完売する盛況ぶりだった。