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[試合後談話]2024.8.4

六島ジムには俺たちもいる! 山ア海斗とデカナルド闘凜生が存在感をアピール!

 日本スーパーバンタム級12位の山ア海斗(26=六島)が4日、大阪市立住吉区民センターで開催された「コスメフェリーチェ株式会社 PRESENTS You will be the Champion 20」のメインイベントに出場。同級7位の高橋利之(24=KG大和)と対戦した。

 IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級王者の西田凌佑(27)、日本・WBOアジアパシフィック・ミドル級統一王者の国本陸(27)が活躍する六島ジムにおいて、着実に力をつけてきた2人が魅せた!
山ア海斗(六島)が勝利!
 初回から、山アが左フックでダウンを演出。その後もジャブから右ボディストレートにつなげると、返しのパンチをバックステップで回避した。5回、山アは右ストレートで効かせると、パンチをまとめてダウンを追加。終盤、高橋は左ボディから回転力を活かした連打で反撃したが、山アは上下に打ち分けて振り切った。
「名前を売っていきたい」山ア海斗
 メインイベンターの役割を果たした山アは、「自分はここまで負けなしできているが、日本ランカーに勝って立ち位置を証明したかった。試合前はプレッシャーもあったが、勝てて本当にうれしい」と声を弾ませた。

 今後の抱負を聞かれた山アは、「日本王座やアジア王座を狙っていきたい。六島ジムには山ア海斗もいることをアピールしていく」と拳を握りしめた。

西田凌佑が初解説

 この日、YouTubeチャンネルで試合の解説を務めた西田は、「海斗はパンチが強いので倒せるかなと思ったが、高橋選手もタフで強かった。初めての解説で難しかったが、楽しくできた。良い興行だった」と感想を語った。
デカナルド闘凜生(六島)が再起に成功
 セミファイナルでは、日本バンタム級3位のデカナルド闘凜生(28=六島)が55.0kg契約8回戦で、日本スーパーバンタム級14位の武藤涼太(19=松田)と激突。サウスポー武藤が左ボディアッパーを差し込み先制したが、2回以降はデカナルドがプレスをかけて、ボディ攻撃で攻勢。歯を食いしばりながらパンチを返す武藤に対し、デカナルドはフィジカルの強さを活かして攻め切った。
「西田の背中を追いかける」
 今年4月、日本王者の下町俊貴(27=グリーンツダ)に挑んで以来の再起戦を飾ったデカナルドは、「ボディを打っていくのは、会長(枝川孝会長)と立てた作戦。相手は根性があった。タイトルマッチを経験している自分が、ここで負けたらすべてを失う。試合前は緊張したが、勝ててホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。

作戦がハマった

 同級生の西田に対する思いは強い。「(西田が)世界チャンピオンになって、うれしい反面、悔しさもある。ステージは違うが、同い年として追いかけていきたい」と言葉に力を込めた。
「この経験を次につなげる」
 一方、初黒星を喫した武藤は、「(デカナルド選手は)こっちのパンチを気にせず、徹底してボディを打ってきた。ポイントの取り方も上手くて、さすが上位ランカー。以前の自分だったら途中で勝負を諦めていた。倒れずにとことん最後までやってやるぞと思った。8ラウンドまでやり切れたので、この悔しさと経験を糧に次につなげたい」と、しっかりとした口調で巻き返しを誓った。

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