[試合後談話]2026.5.6
フェザー級戦線に激震! 無敗の藤田健児と新世代の武藤涼太が激突!

WBOアジアパシフィック・フェザー級タイトルマッチが6日、後楽園ホールで開催された「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT 43」のセミファイナルで行われ、王者の藤田健児(32=帝拳)と同級9位の武藤涼太(21=松田)が熱戦を繰り広げた。
世界ランキング1位の藤田が世界への最終関門を突破したのか? それとも21歳の新鋭・武藤が下剋上を果たしたのか――。注目の一戦は、初回から緊張感に満ちた攻防で幕を開けた。
挑戦者の武藤がグイっと前に出て、右フックを叩きつけて先制攻撃、藤田も負けじと右ボディを返した。2回以降、武藤はプレスをかけて力強いパンチでペースを握ると、3回にはワンツーでグラつかせて攻勢。劣勢の藤田は、足を使いながら立て直しを図るが、武藤の勢いを止めることができず。6回には左アッパーをかち上げながら上下に打ち分けた。7回、武藤は攻撃の手を緩めず。左右アッパーで顔を弾いたところで、レフェリーが割って入った。
新チャンピオンに輝いた武藤は「作戦通り。足を使われると相手の上手さが出るので、立ち上がりから追いかけて相打ち上等でいった。接近戦での角度も練習通りに出せた。ガードを固めた時に上体が伸びるところを狙った。4回あたりから動きの変化も感じて、自信を持って前に出た」と手応えを口にした。
チャンスがあればSバンタム級でも
さらに「今回は勝つことだけを考えてきた。まだ世界ランカーの実感はないし、この先は簡単じゃない。厳しい練習を越えてきたことが自信になった。チャンスがあればスーパーバンタム級でも戦える準備をしていきたい」と、視線はすでに次の舞台を見据えている。
名古屋の名門・松田ジムから21年ぶりに誕生した新チャンピオンは、国内の地域王者で最年少(21歳)となる。
同席した神足昌冶トレーナー(写真:右)は「対戦は自分から会長に志願した。不安もあったが弟のために、ダイナミックグローブでリベンジしたいという裏テーマもあった、今回の試合で使ったレイジェスのグローブは弟が好きだったもので墓石にも掘っている」と、昨年8月の試合で亡くなった神足茂利さんへの思いを語った。
試合内容については「打たれる場面は想定内。それ以外は狙い通りだった。左に逃げる相手に対して、右フックで崩すことを徹底した」と振り返った。
一方の藤田は試合後のダメージが大きく、ジムの判断により会見は行われなかった。
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