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WBOアジアパシフィック(WBO-AP)ライト級タイトルマッチが9日、後楽園ホールで開催され、チャンピオンの保田克也(32=大橋)がプレスコ・カルコシア(28比)の挑戦を受けた。
左ノーモーションのストレート
中間距離からの探り合いが続いた試合は、8ラウンドの一瞬の動きで決着した。ノーモーションで放った保田の左ストレートが、カルコシアの右目下を捉えると、崩れるようにして、前屈みにダウンした。一度は立ち上がったカルコシアだったが、足元が定まらず10カウントが数え上げられた。
8回1分58秒KO
試合後の控え室で保田は、2回に被弾したカルコシアの左フックに関して「初めて効いた」と、警戒心を強めたことを明かした。それでも保田は、「左が当たると言われたので、出したら当たった。手応えはあった」と試合を振り返った。
保田克也はアジア三冠を目指す!
今後に関して、WBO-APの王座に加えて、日本とOPBF東洋太平洋タイトルの三冠を目指すことを明言、「世界挑戦するためには、世界ランキング5位以内に入らないといけない」とし、3本のベルトを束ねることが、世界への近道との考えを示した。出身校の中央大学の後輩の三代大訓(29=横浜光)が日本タイトルを保持しているが、「決まったら(先輩後輩は)関係ない」と覚悟を決めた。
大橋秀行会長
囲み取材を受けていた保田の話を聞いていた大橋秀行会長も、アジア三冠を目指す保田を後押し、「統一戦ができるように準備する」と話した。
保田を称えたカルコシア
保田に挑んだカルコシアは試合後、「チャンピオンは強かった。左を顔面に受けてブラックアウト、目の前が真っ暗になった。足もつった」と完敗を認めた。改めて、保田の印象を訊ねると「世界チャンピオンになると思う」と称えた。