永田丈晶と山内涼太が日本王座決定戦で再戦

　50.7kgで計量をクリアした永田は、「やっとタイトルマッチに辿り着けた。自分のボクシングをして、王座を奪還したい」と、笑顔で抱負を語った。2年前と同じ対戦となるが、「今回は、最強挑戦者決定戦を勝ち進んできたことが大きい」と、自信を取り戻して、日本王座決定戦に臨む。今年の3月24日には、長男の晶己君も誕生、パパとして、大一番を迎える。

　永田と同じく、50.7kgで計量をクリアした山内は、「やっと、待っていた明日の試合を迎えられる。いつもとやることは同じ。気持ちは相手より楽。気負ってないし、一回負けてるんで、やるだけです。プレッシャーはない」と、不退転の覚悟でリベンジマッチに臨む。

　2年前の永田戦で日本王座を獲り逃して以降、4戦連続KO勝利中だが、「たまたまKOだっただけ」と謙遜し、前同級王者で同門の飯村樹輝弥(角海老宝石)とも話をしたというが、「自分は器用じゃないんで」と、自身のボクシングを磨いてきた。「前回は、好き放題やらせたので、今回はやらせないようにしたいが、好きにやらせたらどつきあいになる」と、笑顔のまま覚悟を決めた。