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[試合後談話]2024.8.16

ライト級注目の一戦! 三代大訓vs宮本知彰!

 日本ライト級タイトルマッチ、王者の三代大訓(29=横浜光)対同級11位の宮本知彰(31=一力)の一戦が16日、後楽園ホールで開催された「第21回 WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインイベントとして行われた。

 「力の差を見せる」と圧勝宣言した三代と、「デカい花火を打ち上げる」と王座奪取に闘志を燃やした宮本が対峙した。
三代大訓(横浜光)がTKO防衛!
 足でリズムを取りながらジャブを飛ばす三代に対し、サウスポー宮本は右フックを合わせて対抗。2回以降も三代は、左を軸に丁寧な試合運びで、ペースを維持。宮本はジャブを浴びながらも、単発の左ストレートを返した。5回、三代は右ストレートを振り抜き、ダウンを演出。再開後、果敢に攻めた宮本だったが、三代は冷静に対応した。6回、三代のワンツーが顔面を捉えたところで、レフェリーが割って入った。
「宮本選手に強い気持ちを感じた」
 初防衛に成功した三代は、「初回からブンブンとパンチを振ってくるかと思ったが、出て来なくて(パンチを)合わせに来ていたので、逆に『食ってやる』という強い気持ちを感じた。勝てるだろうという気持ちで、4ラウンドまで注意散漫だった。もっと攻めることができる場面でも、セーブしてしまう甘さが出た。結果は良かったが、内容としては最低ライン」と、KO勝ちにも満足することはなかった。
「ライト級王座統一を目指す」
 ライト級王座統一を目指す三代は、「一番戦いたいのは、宇津木(宇津木秀=ワタナベ/OPBF東洋太平洋王者)。保田さん(保田克也=大橋/WBOアジアパシフィック王者)は大学の先輩でやりにくいが、決まったらやりたい。しかし、今日の出来ではまずい。気を引き締めて、突き進んでいきたい」と、さらなる精進を誓った。
「タイトルマッチをやって良かった」
 一方、ベルトを獲得することができなかった宮本は、「やると言ったのは自分なのに、試合前に何度も心が折れかけた。タイトルマッチをする選手は、改めてすごいと思った。悔しい気持ちもあるが、チャンピオンになるのは、そんなに甘くはない。パンチを振ってくるところに合わせる作戦だったが、三代選手は上手かった。台風の中、たくさんの人が応援に駆けつけてくれて感謝しかない。こんなロクでもない奴が、タイトルマッチまでくることができた。(タイトルマッチを)やって良かった」と、やり切った表情を浮かべた。
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