試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
10月13日(日)と14日(祝・月)の2日間にわたって有明アリーナで開催される「Prime Video Boxing 10」の2日目は、世界戦3試合と那須川天心(26=帝拳)のタイトル初挑戦が行われることが22日、東京ドームホテルで行われた記者会見で発表された。
WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王者の中谷潤人(26=M.T)は、2度目の防衛戦で、同級1位で77戦76勝(53KO)1敗の戦績を誇る、ペッチ・ソー ・チットパッタナ(30=タイ)の挑戦を受ける。
7月の初防衛戦で、ビンセント・アストロラビオ(27=比)を左ボディストレート一撃で仕留めた中谷は、「スムーズに出したパンチで、きれいに入った。インパクトを与えることができた試合」と、会心の勝利に納得の表情を見せた。
5年5ヶ月ぶりのサウスポーとの対戦
ランキング1位のペッチは、2018年12月に井上拓真(大橋)とのWBC世界バンタム級暫定王座決定戦に臨んだが判定負け。それ以降は28連勝している侮れない相手だ。「久しぶりのサウスポーとの対戦なので楽しみ。KOするために、たくさんアクションを起こしていきたい」と、約5年5ヶ月ぶりとなるサウスポーとの対戦に胸を躍らせた。
田中は、7月20日(土)にジョナタン・ロドリゲス(29=メキシコ)を迎えて初防衛戦に臨む予定だったが、ロドリゲスが前日計量で2.9kgオーバーしたため計量失格。試合は中止となった。
「スッキリした形で勝つ」
試合当日にリング上で挨拶し、自身のYouTubeでも経緯を説明した。「あの時に自分の感情に任せて怒りをぶつけてしまったら、あの日のマイクはなかったと思う。その日の夜も会長(畑中清詞会長)やトレーナーが言葉をかけてくれて一緒にいてくれた。『恒成が頑張るんだったら、すぐに頑張ろう』と練習を再開して、ここまで来ることができた。前回の試合を見れなかった人、会長もトレーナーも悔しい思いをしている。KOで満足してもらえるような、スッキリした勝ち方をしたい」とKO防衛を誓った。
プロ5戦目でタイトル初挑戦を迎える那須川天心は、ジェルウィン・アシロ(比)とWBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦で対決する。
タイトルに挑む那須川は、「相手は、しっかりとカウンターを狙ってくるタイプ。自分はこのベルトを獲りたいわけではない。世界に行くための切符。自分の試合だけ世界戦ではないが、だからこそ目立てるのではないか。プラスに捉えている。前回、倒した感触がまだ残っているので、それが消えないうちに引き続きやっていきたい」と、さらなる進化を約束した。