[公開練習]2025.9.1
アフマダリエフは、やはりただ者ではない!
WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)が1日、横浜市内のジムで報道陣に練習を公開した。
9月14日(日)に名古屋IGアリーナで開催される「NTTドコモ presents Lemino BOXING」で、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋)に挑戦するアフマダリエフの目は確固たる決意に満ちあふれており、覚悟を感じさせた。
練習前に取材に応じたアフマダリエフの胸板は、明らかにただ者ではないと感じさせる厚みとパワーを備えていた。Tシャツ越しに伝わる筋肉の盛り上がりと、その自信に満ちた表情は、間違いなくこの試合に懸ける強い意志を映し出した。
時差ボケ対策として、3週間前に来日したアフマダリエフは、「おかげさまで、調子が良い。早めに日本に来たので、時差ボケも解消された」と、穏やかな表情で仕上がりの良さをアピールした。
これまでSNSを通じて井上への挑発や対戦のアピールを繰り返してきたアフマダリエフだが、落ち着いた表情を見せていた。「チームなのか本人なのかわからないが、(対戦を)避けられていたのは事実。2年(もの間)待って、こうして決まってうれしい」と、素直な気持ちを語った。
昨年5月のルイス・ネリ(30=メキシコ)戦や、今年5月のラモン・カルデナス(29=米)戦でのダウンシーンも映像で研究している様子だったが、「リングで、どう対応していくかが重要」と真剣な表情で語った。
「美しくクォリティの高い試合を見せる」
続けて、「パワー、スピード、考える力。私の方が総合力で優れている。井上に勝つため、歴史を変えるために日本に来た」と、モンスター攻略に自信を示した。
会見に同席したマキシム・ミハイロマネージャーは、「アマチュア時代に培ったスキル、パワーが優れたボクサー」と、アフマダリエフの勝利に太鼓判を押した。
公開練習では、シャドーボクシングとミット打ちを、それぞれ1ラウンドに満たない時間で披露。ミット打ちではコンパクトなコンビネーションを見せつつ、時折見せる右フックの威力には目を見張るものがあった。首尾一貫してパワフルかつ正確に打ち込んでいた。
囲み取材に応じた井上真吾トレーナーは、「基本がしっかりとしていて、バランスが良い。シャープなパンチと言うよりパワーを感じた。上半身がガッチリとしているが、イメージ通り」と感想を語った。
今回の試合に向けて、井上陣営は、かつてアフマダリエフと拳を交えた前WBA・IBF世界スーパーバンタム級王者のマーロン・タパレス(33=比)を招聘し、スパーリングを実施。井上真吾氏は「最後まで緊張感のある実践練習ができた」と手応えを感じていた。
「アフマダリエフはパーフェクトな円(総合力)を描いているが、ナオはさらに大きな円」と自信を示した。
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