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OPBF東洋太平洋バンタム級王者の栗原慶太(31=一力)が22日、後楽園ホールで開催された「あしたのジョーメモリアル2024」メインイベント、スーパーバンタム級8回戦でレナン・ポルテス(32=比)と対戦した。
盛り上がりを見せる国内バンタム級戦線。東洋王座を保持する栗原のパフォーマンスに注目が集まった。
栗原慶太(一力)が辛勝
「俺は勝っていない!」。採点が読み上げられた直後、栗原は首を横に振って号泣した。その後、リング上でマイクを握ると、「結果として勝者扱いだが負けていた。勝ちがつくのは情けない。本当に申し訳ございませんでした」と観客に深々と頭を下げた。
序盤から栗原が右オーバーハンドを叩きつけて、グイグイと攻め立てたが、ポルテスはリターンの右ストレートで応戦。なかなかKOに結びつけることができない栗原は、左ボディで動きを止めに行くが、ポルテスはガードでダメージを逃すと右ストレートで顔を弾いた。終盤、スタミナの消耗が激しい栗原に対し、ポルテスはワンツーを再三ヒット。会場に不穏な空気が流れた。最終8回は、栗原が最後の力を振り絞り、ポイントを奪った。採点は割れたが栗原に軍配が上がった。
序盤から栗原が右オーバーハンドを叩きつけて、グイグイと攻め立てたが、ポルテスはリターンの右ストレートで応戦。なかなかKOに結びつけることができない栗原は、左ボディで動きを止めに行くが、ポルテスはガードでダメージを逃すと右ストレートで顔を弾いた。終盤、スタミナの消耗が激しい栗原に対し、ポルテスはワンツーを再三ヒット。会場に不穏な空気が流れた。最終8回は、栗原が最後の力を振り絞り、ポイントを奪った。採点は割れたが栗原に軍配が上がった。
「自分が情けない」
なんとか生き残った栗原だが、「パンチが当たらず空回りした。パンチをかなりもらってしまった。一番やってはいけない展開で完全に負けていた。対策が通用しなかった。自分の成長のなさを感じた。中谷選手(中谷潤人=M.T)や増田選手(増田陸=帝拳)、那須川選手(那須川天心=帝拳)が良い試合をしていたので、自分も勝ってなんとか差を埋めようとしたが…」と敗者のようにうなだれた。
小林一会長(一力ジム)
7月20日(土)に世界ランカーに圧勝したWBA世界バンタム級7位の那須川は、近い将来、地域王座を狙っており、日本タイトルは同門の増田が保持しているため、栗原がターゲットの一人となっている。
一力ジムの小林一会長は、「これまでと同じで工夫がなさすぎる。この試合を見たら(那須川陣営は)間違いなく勝てると思うでしょう。スピードで翻弄されて(栗原が)負けると思う。もし、話が来たら、本人の意思を聞いてからになる」と語った。
一力ジムの小林一会長は、「これまでと同じで工夫がなさすぎる。この試合を見たら(那須川陣営は)間違いなく勝てると思うでしょう。スピードで翻弄されて(栗原が)負けると思う。もし、話が来たら、本人の意思を聞いてからになる」と語った。
「俺が勝っていた」
一方、善戦したポルテスは「6ラウンドは危なかったが、他は全部自分がポイントを取っていた。俺が勝っていた」と採点結果に憤慨した。それでも「彼はプライドを持っているボクサーだ」と拳を交えた栗原を称えた。
採点表