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米国テキサス州で開催されるWBO世界ライトフライ級タイトルマッチで対戦するチャンピオンのエルウィン・ソト(24=メキシコ)とミニマム級世界主要4団体(WBA/WBC/IBF/WBO)全てのベルトを獲得した元世界チャンピオン高山勝成(37=寝屋川石田)。日本時間5月9日(日)の決戦を前に日本チャンピオン矢吹正道(緑)、OPBFチャンピオン堀川謙一(三迫)、WBOアジアパシフィックチャンピオン加納陸(大成)の3人が展開予想を語ってくれた。
■矢吹正道(緑)
■日本ライトフライ級王者
「試合までの期間が短い中で受けたことはすごいと思う。自分のところには4月4日にソト陣営から試合のオファーが来たので『戦う』と返信したが、プエルトリコの選手に決まったと連絡がきた。その後、試合まで1ヶ月を切った時期にやっぱりやらないかと連絡がきたが、リミットまで残り10kgあったので『体重を落とすのが厳しい、試合はできない』と返信したところ高山選手に決まったみたい。(世界挑戦のチャンスを逃したが)体重を落とすのが厳しいので仕方がない」
「ソトの後半KO勝ち。ソトはフック系のパンチをブンブンパンチを振ってくるイメージで、パンチもありそう。高山選手は敵地なので倒すしかない。中途半端な戦いだと向こうにポイントが流れると思う」
■加納陸(大成)
■WBOアジアパシフィック・ライトフライ級王者
「ソトの試合はあまり見たことがないのですが、噛み合うと思う。高山選手は何かを仕掛けてくると思う。普通に戦うのではなく、秘策を持ってくるのでは。その秘策にソトが面を食らうかどうか。高山選手とは試合もしているし、スパーリングも何回もしているが、スパーリングとは違う強さがある。試合ではお客さんやジャッジに『高山選手がポイント取っているな。ペースを取っているな』と思わせる力がすごくあると思いました」
■堀川謙一(三迫)
■OPBF東洋太平洋ライトフライ級王者
「高山選手が、テンポの速さでチャンピオンを空転させるのではないか。敵地だが互角以上の戦いをするのではないかと思います。高山選手は敵地での経験もあるし、ソト選手はやりにくいタイプではないと思う。アマチュアで経験を積んだことで、よりハイテンポな攻防をする力が伸びている。リズムに緩急をつけて戦っていくと思う。強いチャンピオンだが、昔から高山選手の良さも知っているのでなんとかすると思う」