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WBOアジアパシフィック(WBO-AP)バンタム級チャンピオンに輝いた那須川天心(26=帝拳)が15日、一夜明け会見で、勝利を報告した。
バンタム級に天心あり
5戦目で地域王座を獲得した那須川は、「一つの形としてベルトを獲れたのはうれしいが、目指しているのはここではない。ベルトの重みを感じながら、先に進みたい。仕組みはよくわかっていないが、このベルトを獲ったので、世界挑戦の資格を得たと聞いている。このタイトルを守るかは考えていない。これからのことは流れに身を任せていきたい」と、さらなる高みを目指す。WBO-AP王座は返上する予定だという。
最終10ラウンド、偶然のバッティングで左目上をカットした。格闘技人生で初めてのことだという。この日は、左目上に絆創膏を張って会見に出席した。「2〜3日、様子を見て縫うかどうかを判断する」。
最終10ラウンド、偶然のバッティングで左目上をカットした。格闘技人生で初めてのことだという。この日は、左目上に絆創膏を張って会見に出席した。「2〜3日、様子を見て縫うかどうかを判断する」。
WBO-AP王座獲得
帝拳ジムの浜田剛史代表は、「パンチを当てにくい選手だった。KOができない中で、少しずつ組み立てられるようになったのが収穫。今後のことを考えたら良い経験になった」と及第点を与えた。
コンビを組む粟生隆寛トレーナーは、「相手はアマチュアで200戦やっていて、ポイントの取り方をよく知っている選手。その選手に判定で勝った。KO勝ちを期待されているが、あれはあれで良かったのではないか」と高評価した。
コンビを組む粟生隆寛トレーナーは、「相手はアマチュアで200戦やっていて、ポイントの取り方をよく知っている選手。その選手に判定で勝った。KO勝ちを期待されているが、あれはあれで良かったのではないか」と高評価した。
「ボクシングがもっと好きになった」
拳を交えたアシロは、反応が良いカウンターパンチャーでディフェンス力に長けた好選手だったが、最後まで主導権を渡さず勝ち切った。那須川は、「練習通りには、なかなか上手くいかない。想像以上にやりにくかった。良い経験になったが、もっとやれることがあったのではないか。ボクシングは奥深く、もっと好きになった」と、反省を交えながら前向きだった。
初めてバンタム級での試合
ボクシングに転向して初めてバンタム級で試合をした。「格闘技人生で最軽量で試合をしたが、良い動きだったので、53.5kg(バンタム級リミット)の体に慣れさせていきたい」と語った。
次戦は2月に予定
試合後、リング上で「勝ちましたよ、武居君」と、キックボクシング時代から意識しているWBO(世界ボクシング機構)王者の武居由樹(28=大橋)に声をかけた。日本人選手が世界チャンピオンを独占するバンタム級タイトル戦線。2025年、いよいよ那須川が世界の舞台に上がりそうだ。「どのチャンピオンもトータルで何でもできる選手で、怖さを持っている。レベルが高くて強い選手ばかり」。
目指す山が高ければ高いほど、燃えるのが那須川だ。「全体を巻き込んで、ボクシングを盛り上げていきたい」。今後も格闘技の神童から目が離せない。
記者会見後、囲み取材に応じた帝拳ジムの本田明彦会長は、「来年2月、6月に試合をやって、秋だね」と1年後の8戦目に世界挑戦のプランを明かした。
目指す山が高ければ高いほど、燃えるのが那須川だ。「全体を巻き込んで、ボクシングを盛り上げていきたい」。今後も格闘技の神童から目が離せない。
記者会見後、囲み取材に応じた帝拳ジムの本田明彦会長は、「来年2月、6月に試合をやって、秋だね」と1年後の8戦目に世界挑戦のプランを明かした。