[試合後会見]2025.9.29
帝尊康輝vsベク・ギヨル! 日韓スーパーミドル級の熱き喧嘩!

日本スーパーミドル級王者の帝尊康輝(32=一力)が29日、後楽園ホールで開催された「ファイティングビー37」のメインイベントで、挑戦者でOPBF東洋太平洋同級11位のベク・ギヨル(30=韓国)を迎え、初防衛戦に臨んだ。
両者は今年6月に拳を交えており、今回は因縁のダイレクトリマッチ。帝尊は返り討ちを果たすことができたのかーー。
サウスポー帝尊が丁寧に左ボディストレートから仕掛けるのに対し、ベクは左フックで顔を弾き応戦。帝尊が左ボディアッパーを突き刺せば、ベクも気迫あふれるファイトで執念を見せた。前半終了時の公開採点は、48-47×2(帝尊)、48-47×1(ベク)と割れて、帝尊がリード。後半、帝尊は頭をぶつけてくる相手にも我慢強く左ボディを打ち込むと、8回には左フックでグラつかせて攻勢。最後まで強い気持ちで押し切った。
激闘を制した帝尊は、「前回勝っているが、イージーな試合だとは思っていなかった。相手はファイターとして、いい男。体を作ってきて覚悟を感じた」と相手を称えた。また、試合前にスパーリングパートナーを得られず、不安を抱えていたことも明かし、「よくやれたと思うし、結果を出せてよかった」と汗を拭いながら、安堵の表情を見せた。
2023年6月に新設王座の初代チャンピオンとなった帝尊。まだ歴史の浅い王座だが、「この階級のパイオニアとして牽引していきたい」と熱く語ると、「先日のカネロvsクロフォードがそうだったように、スーパーミドル級は世界的に見たら、一番金が動く階級。だからこそ挑戦したいし、日本人も強いとアピールしたい。プロとしてもっと稼ぎたいし、格好つけたい」と野心を隠さなかった。
打ち合いを制した帝尊は、日本スーパーミドル級の新たな扉を開いた。帝尊康輝の挑戦は、まだ始まったばかりだ。
一方、敗れたベクは「一生懸命に戦ったが、相手の方が強かった。また頑張るよ」と潔くコメントした。
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