[試合後談話]2025.6.1
葉月さなが地元福岡で再起戦!

WBC(世界ボクシング評議会)アトム級6位の葉月さな(40=白銀)が1日、福岡・香春町体育センターで開催された「ボクサーズロードvol.3」のセミファイナル、女子47.0s契約6回戦でピーヤラック・セーンポーグラーン(24=タイ)と対戦した。
葉月が出入りを意識しながら、ワンツーを軸にペースを掌握。のらりくらりと下がりながらカウンターを狙うピーヤラックに対し、上下に揺さぶりをかけながら最後まで攻撃の手を緩めず完勝した。
試合終了のゴングが鳴ると、KO勝ちを逃した葉月は悔しそうな表情を見せてピーヤラックとグローブタッチした。試合後、取材に応じた葉月は、「世界ランキングを上げていくためにも倒したかった。パンチを当てても(10のうち)6くらいに吸収されている感じで、体格差も感じた。負けに近い感覚」と、勝利にも笑顔はなかった。
この日、長男の蒼井玲(23=白銀)と親子同日での興行を予定していたが、蒼井が練習中に右肩を負傷したため棄権し、実現には至らず。葉月は「怪我なので仕方がない」と息子を思いやった。
現在、WBCで6位、IBFで9位につけている葉月は「勝ち続けてチャンスを待ちたい」と、3度目の世界挑戦を目標に掲げた。
かつて同じジムに所属し、汗を流したWBA(世界ボクシング協会)女子ミニマム級王者の黒木優子(34=真正)が会場まで駆けつけて応援した。
黒木は「倒しにいこうと戦っていたが、向かってこない相手を倒すのは難しい」と感想を語ると、「私にとって葉月の存在は力になるし、葉月もそうだと思う」と、試合まで1ヶ月切る中で応援に来た理由を明かすと、「刺激を受けた。私もしっかりと勝ち切る」と6月26日(木)に控えている初防衛戦に向けて気持ちを高めていた。
興行終了後、取材に応じた白銀尊道会長は、「メインイベントの寺田(寺田龍覇)の試合は、最初にダウンしてヒヤッとしたが、なんとか勝ってくれて良かった。興行も盛り上がっていた。うちのジムは全勝できなかったので、次回に持ち越し。『地方だから…』と言われないよう、西部のボクシングを盛り上げていきたい」と総括した。
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