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日本タイトルを懸けて行われた第39回チャンピオンカーニバル4賞の表彰式が22日の後楽園ホールで行われ、最優秀選手賞(MVP)の竹迫司登(26=ワールドスポーツ)、技能賞の久我勇作(27=ワタナベ)、敢闘賞の細川バレンタイン(37=角海老宝石)、殊勲賞の矢田良太(29=グリーンツダ)に賞状と副賞、金一封(MVP30万円、ほか10万円)が贈られた。表彰後、4人のチャンピオンはマイクを持ち、受賞の喜びと次戦への抱負を語った。
ホールは3戦して3勝とゲンがいい矢田
関西勢から唯一選出された矢田は、日本ウェルター級王者の有川稔男(川島)を8回TKOで撃破しての殊勲賞。「強いチャンピオンに勝ったことで自信は確信に変わりました。8月11日の初防衛戦をクリアし、さらに強いチャンピオンになります。浪速のターミネーターをよろしくお願いします」と力強い挨拶でホールのボクシングファンにアピールした。
細川は30代なかばを超えてから活躍
続いて敢闘賞を受賞した日本スーパーライト級王者の細川は、「凄く嬉しいですが、MVPが獲れるものだと思い、賞金をあてに28万円の靴を買ってしまいました。でも、敢闘賞は『あなたは最も勇気があった』と言ってもらえたものだと思うので本当に嬉しい」と喜び、「12月に予定するV2戦に勝って来年のチャンカンでは必ずMVPを獲ります」と誓った。
久我vs和氣は世界前哨戦との位置づけ
技能賞は竹迫とMVPを争った日本スーパーバンタム級王者の久我。7月27日に元OPBF東洋太平洋王者の和氣慎吾(FLARE山上)とのV3戦を控える久我は、「盛り上がる試合をして、必ず勝って世界に行きます」と宣言した。
一気に知名度を上げた竹迫
最後に3月3日の日本ミドル級タイトルマッチで王者の西田光(川崎新田)を初回KOで破り、MVPに選出された竹迫。9戦9勝9KOとパーフェクト記録も更新中の新チャンピオンは、「歴史のあるこの大会でMVPを獲れて嬉しい。まだ課題もあって伸びしろは大きい。10月か11月に予定する次戦も倒して勝ちます」と語り、満面の笑顔で記念撮影に収まった。