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クリチコvsプーレフ
2014年11月15日(土)
会場:ハンブルグ(独)
WBA、IBF、WBO世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦
ウラジミール・クリチコ VS クラブト プレフ
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注目:06年4月に2度目の戴冠(IBF)を果たしてから8年半、WBO王座とWBA王座をコレクションに加えたクリチコが、実に17度目の防衛戦に臨む。もともとは9月に予定された試合だが、クリチコが左上腕部を負傷したために2ヵ月延期された経緯がある。IBFの指名挑戦者プーレフを迎え、一部には危機説もあるクリチコだが、どんなパフォーマンスをみせるのか注目される。クリチコは198センチの長身と206センチのリーチを生かした攻撃的アウトボクシングでKOの山を築いており、第2次政権では16度の防衛のうち12KOをマークしている。決して打たれ強いタイプではないが、最近は被弾そのものが極端に少ないため危ない場面も皆無といえる。65戦62勝(52KO)3敗。一方、挑戦者のプーレフは08年北京五輪に出場後、ドイツでプロに転向した33歳で、ここまで20戦全勝(11KO)と好調を維持している。クリチコには及ばないがプーレフも身長194センチと大柄で、左のジャブは速く執拗だ。注目すべきは身長201センチのアレクサンデル・ディミトレンコ(露/独)、身長202センチのアレクサンデル・ウスティノフ(露/ベラルーシ)に、ともに11回KO勝ちを収めている点である。クリチコも「彼は私よりも大きな相手を倒しているので気をつける必要がある」と警戒している。ともに左リードで切り込むタイプということもあり、まずは左の突き合いに注目したい。ここでプーレフが主導権を握りようだと5対1のオッズが引っくり返る可能性も出てくる。

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