■あの時はまだ日本ランクにも入っていませんでした。こんなに続けていると思いましたか?
矢吹 いえ。世界チャンピオンになることが夢でした。小さい頃から夢を見ていたことが叶って、それがゴールでした。
■当時と今で変えていないことはありますか?
矢吹 周りからも強くなったと言われますが、何も変えていないですけどね。
■以前、リング慣れしてきたと話していましたね。
矢吹 それは大きいですね。それまでは、負けたらどうしようとか考えて挑んでいましたが、ノンシンガ戦くらいから、やるべきことをしてきたので、これで負けたら仕方がないと思いながらやっています。
■基本的には、自分で考えているのですか?
矢吹 はい。例えばスパーリングでも、ディフェンスを徹底された時にどう崩していこうかなと悩んで。YouTubeで調べたり。
■YouTubeですか?
矢吹 例えばL字ガードをされたとしたら、似たような試合を見て「ふーん。なるほどね」と。それこそ、最近だとAIで調べたり。
■それは意外ですね。
矢吹 AIってすごくて。「あ〜。確かに」と思うところもありますよ。
■年齢を重ねてプラスになったところを教えてください。
矢吹 落ち着いて戦えるようになったこと。ただ、落ち着きすぎてスパーリングで良くない部分も出ています。そういう時は娘やトレーナーに確認を取ります。
■弟の力石政法との競演は、9年ぶりです。
矢吹 それはあまり気にならないですよ。