ベジータ石川が九州のボクサーを紹介する「ベジータ石川のスカウターコラム」。今回はA級ボクサーの二葉恒輝(ふたば・こうき/34=折尾)を紹介する。
長野県の松本ACEボクシングジムに所属していた二葉が、最近、福岡県の折尾ボクシングジムへ移籍してきた。
少し変わったボクサーである。
彼の経緯だが、長野県で警察官になり、長野県でボクサーになり、なぜ、福岡県の地元に帰って来たのか?
二葉:山岳救助隊になりたくて、長野県警に入りましたが、救助隊になれずで。警察官になりましたが、「自分にはなんだか、向いてないなぁ」と。それで嫁さんを説得して、今は地元で実家の造園会社を手伝いしています。
ベジータ:でも、ボクシングは続けていたんだね。
二葉:いや、辞めてましたよ。こっちに来て1年後に運動のために、家から近い折尾ジムに通い出しました。
なんだか、マイペースで淡々としているヤツだな。多分、B型だな。私の血液型センサーが反応していた。
ベジータ:前回の試合で、A級ボクサーになったね。
二葉:はい。負けたと思いましたが、引き分けだったので、規定によりA級に昇格しました。すみません。
なぜ謝る?
二葉は、とにかく自信がないというか、内向的なのか?
驚くほど、「自分を大きく見せよう」と気がない。
普通なら、A級昇格といえば「ここからが本当のスタートです」とか、「日本ランキングを目指します」、「チャンピオンになります」
そんな言葉が出てきてもおかしくない。ところが二葉は違った。
二葉:A級昇格が目標で、それは達成したので…。まぁ、36歳くらいで…。
ベジータ:36歳くらいで何?
二葉:いや…、その…。
ベジータ:チャンピオンになりたい?
二葉:チャンピオンかぁ…。僕は無理じゃないかなぁ。