ベジータ:お気遣いありがとう。葉月選手のすごいのが、ここ最近の海外での数試合は急に決まったみたいですね。急に決まると準備もできないので、断る選手も多いですが。
葉月:いや、絶対断りませんよ。そこにタイトルがぶら下がっているのに、断る理由がない。2週間前にオファーなんてザラにありますよ。
これは、いつも節制して、体重、練習、気持ちを管理していないとできないことではないだろうか?
葉月:私のボクシング。つまり仕事に、多くの人が大援してくれている。スポンサー様方や、家族、ジムの会長、多くの人のお陰で、仕事ができている。チャンスが来たら試合するのは当たり前。仕事ですから。
私の得意な生物学的理論では、トップクラスに強い。
しかし、さらに、人間的にも強いと私は感じた。
脇山さなえは、何かを変えたくて、葉月さなになった。
強くなるために。前へ進むために。自分自身を奮い立たせるために。
だが、今の彼女を見ていると、葉月さなという名前は、何者かになるための仮面ではなく、
脇山さなえが、脇山さなえとして生き抜くための武器だったのかもしれない。