■何度か話を聞いている中で、男と男の殴り合いが根本にありますよね。
辰吉 それが一番好きですね。自分としてはガードを意識していますが、あんまり周りから言われると捻くれているので、余計にしたくなくなるんですよね。言われなかったら、しっかりとガードします。
■父からは?
辰吉 当たり前のことしか言われないです。試合後にちょっとくらいです。前回の試合後は、「お疲れさん」とだけですね
■では、最後に試合への意気込みをお願いします。
辰吉 しっかりと倒して勝ちます。
■どうもありがとうございました。
「ボクモバの目」
辰吉は、復活とリベンジへの第一歩を踏み出すために、敢えてサウスポー選手との対戦を希望した辰吉。ここをクリアして、さらなる成長を遂げる。偉大な父とは歩んできた道もスタイルも違う。寿以輝にしか出せない色を出し、存在感を示す。やはりこの男から目が離せない。6月7日は辰吉らしい豪快な試合を見せてほしい。
<取材・構成/やすおかだいご>
<写真/Yuto Murakami・Bobby>