WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級1位の村田昴(27=帝拳)は、10月5日(土)、後楽園ホールで開催される「第25回 WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインイベントで、同級2位の山ア海斗(26=六島)と空位の王座を争う。
2021年6月にデビューした村田は、ここまで7戦全勝(7KO)のパーフェクトレコードを更新中。山アも9戦全勝(5KO)で無敗をキープしている。全勝対決に臨む村田は、プロ入り後、初の日本人対決に気持ちを高めていた。
■本日(取材日:9月13日)は、12ラウンドのスパーリングをしました。最初は石井渡士也選手(RE:BOOT)と同門選手と合計3人と手を合わせました。
村田 石井選手とは、試合に近い緊張感でできました。後半の6ラウンドは新しく違う選手とのスパーで、元気な状態で来るのでスピードや体の反応がいまいちでした。
■アマチュア時代は、村田選手が関東の大学で、山ア選手が関西の大学だったので対戦経験がないと思いますが。
村田 そうですね。六島ジムにいるのは知っていましたが、どんな選手かは試合が決まってから調べました。
■改めて、印象を聞かせてください。
村田 フェザー級でも戦っているので、体が強いです。パワーがあるので一発を警戒しながら、スピードを活かした出入りのボクシングでチャンスが来たら倒しにいきたい。
■六島ジムの西田凌佑選手とは同い年ですね。
村田 はい。同じ関西(村田は和歌山で西田は奈良)なので高校時代に一度だけ対戦しています。その後、西田君は世界チャンピオンになっているので刺激を受けています。
■村田選手は、ここまですべての試合をKO勝ちしていますが、倒すことにこだわりは?
村田 それまではなかったのですが、今は続いていて期待してもらっているので、(KOを)狙っています。スパーリングでも倒しに行く流れを作っています。
■8戦目で初のタイトルマッチが決まりました。
村田 早くもなく、遅くもなく順調に決まりました。ラウンド数も徐々に増えていく中で、良いタイミングで決まったので、このチャンスを掴み取りたい。チームメイトも皆、獲っているので、自分もそれに続きたいですね。