日本ミニマム級2位の森且貴(23=大橋)は、11月27日(月)に後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル107」のメインイベントで王者の高田勇仁(25=ライオンズ)に挑戦する。
両者は、昨年11月に対戦し高田が5回TKO勝ち。森にとって痛恨の敗戦となった。リベンジに燃える森は今年7月に再起に成功。再び高田と拳を交える。雪辱に燃える森だが、これまでとは違う気持ちでリングに上がるようだ。
■ランキング的(2位)に挑戦者決定戦に出るのかな、と思っていましたが、王座挑戦に決まりました。話を聞いた時の心境を教えてください。
森 最初はびっくりしましたが、うれしかったです。「もう、(高田選手と)できるのか」と思いました。ずっとリベンジしたいと思っている中で、挑戦者決定戦を勝ちあがっての日本タイトルだと思っていました。
■前回は、高田選手がKO勝ちし、自信をつけた高田選手はそのまま日本王座まで上り詰めました。
森 高田選手には、次の手を合わせるまで負けてほしくなかった。そういう意味では良かったです。リベンジマッチってなかなかできることではないので。
■高田戦のことは覚えていますか?
森 はい。あんな結末があるのかと…。最後のパンチは見えなかったです。次は、同じような負け方をするわけにはいかない。
■その後の高田選手の試合は見ていると思いますが。
森 王座決定戦を見ました。初防衛戦はまだ見ていないのでこれから見ます。自分の試合を経て自信をつけたんだなと思います。やっぱり悔しいですね。しかし、自分が負けた相手がすぐに負けたら、もっとショックだったのでその部分では良かったと思います。
■前回の試合はダウンを奪われましたが、4回以降、挽回して逆転勝ちでした。
森 あまり納得がいく内容ではなかったです。中間距離、ロングレンジを出入りしながら近距離でも戦えるスタイルができればと思いましたが。
※今年7月に木村彪吾(グリーンツダ)に判定勝ち
パワーアップしたのを実感する
■木村選手も押し返してきましたが、体がブレないフィジカルの強さが印象的でした。
森 自分でもパワーアップを実感できました。野木丈司トレーナーとのトレーニングの成果を発揮できました。試合中、野木さんとの階段トレーニングのことを思い出しながら戦っていました。「野木トレよりキツくない!キツくない」と思いながら打ち返しました。野木トレのあと何本で終わるかわからない地獄を考えたら、試合は8ラウンドと決まっているじゃないですか。野木トレの方がきつかったです。