日本フェザー級1位のリドワン・オイコラ(26=平仲)は、8月30日(水)に後楽園ホールで行われる「NTT ドコモ Presents フェニックスバトル103」のメインイベントで同級王者の松本圭佑(24=大橋)に挑戦する。同時に空位のWBOアジアパシフィック王座が懸けられ、この試合の勝者は2冠王者となる。
オイコラは、約1年前に日本のリングに初参戦以来、5戦3勝1分1無効試合でランキングを駆け上がり、一気にトップコンテンダーに上り詰めた。タイトル挑戦を前に秘めたる思いを言葉にした。
■先日、初めて走り込み合宿をしたそうですね。
オイコラ はい。10日間のスケジュールでチームメイトと一緒に行ってきました。大宜味村にあるジムの合宿所でのトレーニングでしたが、電話も繋がらないような山奥は初めてで疲れたよ(笑)。
■合宿はどうでしたか?
オイコラ トレーニングはとてもタフでした。サンドバッグ打ちや走り込み、ウェイトトレーニングなど。ハードな内容でとてもキツかったが、充実した練習ができてよかった。強くなるためにはNo pain,no gain(痛みなくして得るものはなし)。
■試合に向けてスパーリングはどのくらいしましたか?
オイコラ トータルで70ラウンドほどこなしました。同じジムの皆川(シーサー皆川)や(吉永)涼介、出稽古では沖縄ワールドリングの砂川隆祐選手やアマの謝花海光(じゃはな・かいり)選手とやっています。今週末(取材日:8月16日)で試合前のスパーリングは終わります。
※シーサー皆川(日本ウェルター級4位)
※吉永涼介(ミドル級・C級ボクサー)
※砂川隆祐(ライト級・A級ボクサー)
※謝花海光(日章学園高等学校卒・22年全国選抜準優勝)
あっという間の1年だった
■初めて日本のリングに上がってから約1年が経とうとしています。
オイコラ 8月28日に日本に来てちょうど1年になります。ワオ! あっという間だったね。
※日本で初めてのリングは、昨年9月4日(日)に北海道で行われた渡部大介(ワタナベ)との一戦。3-0の判定勝利を収めた。
■この1年間はどうでしたか?
オイコラ 私はとても快適に日本で過ごせています。日本はとても素晴らしい国です。環境も治安もいいし、ボクシングをするために周りの人々のサポートがとても手厚い。ジムの仲間やコミッション(JBC)が自分のボクシングキャリアのためにサポートしてくれているので、沖縄で頑張れている。
皆のサポートに心から感謝している
■沖縄は好きですか?
オイコラ YES!!ナイジェリアとは全然違う。とても住みやすくて大好きです。