■世界で戦う上で必要なことを教えてください。
桑原 やはり接近戦での引き出しです。世界に出ると、接近戦が必要になる場面が出てくるので、自分の持ち味を出させない相手と対戦した時に引き出しがあるか。
接近戦での引き出しが必要
■なるべく早く世界にいきたいですか?
桑原 もちろんです。世界と戦える自信がありますし、今度の相手は、世界戦もしているので実力差を見せて勝てば、会長からもGOサインをいただけるのではないかと期待しています。
■大橋秀行会長が試合後の会見で、どのようなことを話すのか気になりますか?
桑原 それはそうですよ。後日、ジムでお会いした時にこうだったな、と言ってもらうことありますが、その会見で言ったことが会長の本音なのかと思いながら聞いていますね。ドキドキしながら聞いています(笑)。
■各団体の世界チャンピオンは、チェックしているのでしょうか?
桑原 先日、初めてチラッと見ました。WBO王者のジェシー・ロドリゲス(米)は、スーパーフライ級時代から見ていますが、ヤバいのがフライ級にきたなと(苦笑)。WBCのチャンピオンは頑丈でパワフルな選手ですよね。WBAはダラキアン。前回は出来が悪かったようですが、全盛期の試合を見て強いなと思いました。IBFのエドワードはあまり知らないです。
※WBA王者(アルテム・ダラキアン=ウクライナ)
※WBC王者(フリオ・セサール・マルチネス=メキシコ)
※IBF王者(サニー・エドワーズ=英国)
※WBO王者(ジェシー・ロドリゲス・フランコ=米)
■次戦のテーマを教えてください。
桑原 相手に打たせないこと。一発がありそうな選手なので、そこを気をつけてしっかり先手を取っていく。僕が楽しくやりたい放題やっているところを見てほしいですね。
■どうも、ありがとうございました。
「ボクモバの目」
比嘉とのスパーリングでは、緩急をつけながら縦横無尽に動くと、自らプレッシャーをかけて積極的な攻撃を披露。パワフルさもアピールした。粘り強いトロハツに力の差を見せつけるつもりだ。
<取材・構成/やすおかだいご>
<写真/>Kishimoto・KIKO>