■重田選手は、どちらかというと大人しい性格ですが、普段からですか?
重田 そうですね。派手なことをするのは恥ずかしいです。大人になるにつれて周りの目線に敏感になっていきました。地元(山口県)に帰った時にスナックなんかで知人に「こいつボクシングやっているんだよ」と言われて、「いやいや、そんな大したもんではないです。一応、日本チャンピオンです」とくらいに話す程度でいいです。
■ベルトを奪うために必要なことを教えてください。
重田 スタミナと…技術とメンタル。やっぱり心技体ですね。前回は、4ラウンドから自分のボクシングができなかったので…。前回は倒しにいこうと慣れていないことをしたので、心拍数が上がってしまいました。しかし、前回の試合で経験したので想定することもできるので、そこはプラスに捉えています。
■では、最後に試合への意気込みをお願いします。
重田 プロボクサーになるまでに時間がかかったり、デビュー戦は負けたりといろいろなことがありましたが、ここで勝ってボクシングをやってきて良かったなと思えるような結果を出します。
■どうもありがとうございました。
「ボクモバの目」
伯耆トレーナーが持つミットにキレ味抜群のパンチを叩き込み絶好調をアピール。中間距離から打ち込む見えづらい角度の左は大きな武器になる。4月26日、いぶし銀のサウスポーが、大輪の花を咲かせる!
<取材・構成/やすおかだいご>
<写真/>Kishimoto・Bobby>