日本スーパーライト級3位の藤田炎村(28=三迫)は、4月26日(水)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.99」で同級1位のアオキクリスチャーノ(34=角海老宝石)と空位の日本王座を争う。
藤田は、左右ともに決定力の高いパンチ力と、抜群の勝負強さを武器に2021年10月に日本ランキング入りを果たすと、11戦目でタイトル初挑戦を迎えた。拳を交えるアオキは、独特のリズムとパンチ力で長らく日本ランキングに名を連ねており、これが3度目の挑戦だ。タイトルマッチを控えた藤田に話を聞いた。
■王座決定戦が決まりました。心境を聞かせてください。
藤田 発言権を得るための良いチャンスかなと思います。
■チャンスは回ってくると思いましたか?
藤田 アンディ選手(平岡アンディ=大橋)が年明けにまた同じ相手(アオキ選手)とするとは思えなかったので、返上もあるのかなと思っていました。返上したら自分に回ってくると思っていました。
※アオキは、昨年2月に平岡が保持していた王座に挑戦し10回TKO負けを喫した。
■改めてアオキ選手の印象を聞かせてください。
藤田 強いです。見る限りハートも持っていますし、体も強そう。そしてタフで体のバネがあり、キャリアがありますね。
■一つひとつの戦力値を見ると相手の方が上だと?
藤田 そうだと思います。しかし、実際にやってみないとわからないですね。
■自分の方が上回っているところは、どこですか?
藤田 なんだろう?(しばらく考えて)。自分の方が相手をよく見ている気がします。すごく見ますし、ちょっとした変化でも気がつきます。
■昨年の1月に藤田選手に取材した際、「自分はランカーだが、上位陣とは見えない壁がある」と話していました。
藤田 今はないです。そこは胸を張って言えます。ジムで練習している中で成長を実感しますし。前回インタビューしていただいた時より確実に強くなっています。