元日本フェザー級王者で同級1位の佐川遼(29=三迫)は、4月18日(火)に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントで同級2位の松本圭佑(23=大橋)との王座決定戦に臨む
2021年2月に王座を陥落した佐川だが、連勝して再び王座返り咲きのチャンスを掴んだ。拳を交える松本は"ミライモンスター"のニックネームを持つ大橋ジム期待のホープで7戦全勝(7KO)だ。
チャンピオンカーニバル屈指の好カードを控えた佐川は、5歳下の松本を警戒しながらも「必ず勝つ」と静かに闘志を燃やした。
■本日(3月1日)のスパーリングは、ご自身としてはいかがですか?
佐川 疲労が溜まっているので動けなかったですが、加藤さん(加藤健太トレーナー)と打ち合わせした動きは、意識してできたと思います。疲れている中でやれることをやろうと。
■決戦を1ヶ月半に控えました。心境を聞かせてください。
佐川 気合いを入れてやれています。前回は1年前で試合期間が空きましたが、1年間準備できたと捉えています。試合がない分、新しい取り組みができました。12月に予定されていた挑戦者決定戦がなくなり、春に向けて標準を合わせて阿部選手(阿部麗也=KG大和)になるか、松本選手になるかのどっちになるかな。という感じでした。
■松本選手との対戦も頭に入れていたのですね?
佐川 はい。阿部選手がベルトを返上するかもしれないとチラホラ聞いていたので。サウスポー(阿部)とオーソドックス(松本)なので、とりあえずは阿部選手とやるもんだと合わせていました。そして、1月上旬にベルトを返上したので、ランキングを見て松本選手だなと。そこから対策を立てました。
■松本選手とは、同じ東京農業大学ボクシング部出身ですが、学年は被っていないみたいですね。
佐川 はい。まったく接点はないですね。2月14日にリング上で対峙した時に初めて会いました。
■松本選手を見て感じたことを教えてください。
佐川 やっぱり大きいなと。自分もフェザー級では大きい方だと思っていましたが、同じ体格の選手とやるのは初めてなので、また感覚が違うのかなと思います。
■対戦相手の印象を教えてください。
佐川 7戦全勝(7KO)だけあって、パンチ力がありテクニックもある。そこはしっかりと警戒しています。小さい頃からやっているので、ボクシングキャリア的にもあっちの方が上かなと思います。