■と言いますと?
重岡 アマチュア時代から「(重岡が)勝って当たり前」と言われてきて、プロになっても、どの試合でも「勝てるでしょう」と言われてきました。自分は、そのプレッシャーの中で勝ってきた。これは、他の選手にはなかなかわからないと思います。
プレッシャーを跳ねのけて勝ってきた
■これまでアマチュアの時から不利予想はなかったのですね?
重岡 はい。高校1年時から優勝してしまったので、なかったですね。よく「負けて強くなる」と聞きますが、僕にしか無かった、プレッシャーを跳ねのけて強くなってきましたから。これからもそのプレッシャーは続くでしょうし。
■決戦地は、大阪になります。
重岡 あまり行ったことはありませんが、大阪は好きですよ。試合が終わったらUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行きたいですね(笑)。それも楽しみですし、「勝ったら行く」と試合へのモチベーションにしています。
■当日は、どのような試合を見せたいですか?
重岡 序盤でぶっ倒します。圧倒的な試合を見せます。名試合にする気はないです。自分のヤバさを伝える試合をします。
■どうもありがとうございました。
「ボクモバの目」
次から次に出てくる強気の発言は、絶対的な自信とプレッシャ―を与えるためで清々しささえ感じさせた。4階級上のバンタム級A級ボクサー吉田京太郎(25)とのスパーリングでは、機敏かつパワフルな攻撃で絶好調をアピールした。「重岡銀次朗伝説」の第一歩が大阪で始まる。ここからがスタートだ!
<取材・構成/やすおかだいご>
<写真/>Kishimoto・Bobby・太田晃司>