IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級5位の重岡銀次朗(23=ワタナベ)は、1月6日(金)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第1競技場)で開催される「3150FIGHTvol.4」で王者のダニエル・バラダレス(28=メキシコ)に挑戦する。
アマチュア高校5冠を経てプロに転向し、ここまで圧倒的な強さを見せてきた重岡が満を持してついに世界戦の舞台に立つ。
発表会見で重岡は「具志堅用高さんの防衛記録(13回)を塗り替える」と宣言。インタビューでも自信に満ちあふれた発言が飛び出した。
■世界初挑戦が決まりました。良い緊張感を持って練習しているのが目を惹きました。世界戦が決まった時の心境を聞かせてください。
重岡 決まりそうだと聞いていたので、「いよいよか」と覚悟はできていました。記者会見で発表してから周りも「ついに重岡が挑戦」となって本番だなと。
■なるほど。
重岡 これまでのボクシング人生が練習だと例えたらとしたら、次はやっと本番。熱いですね。
■9戦目での挑戦は、自身としてはいかがですか?
重岡 デビューする前はもっと早くやりたいと思っていましたが、良いタイミングだと思います。やることはやりましたし、勝つべき相手に勝ってランキングもしっかりと上げましたし、ベストタイミングです。
ベストタイミングでの挑戦
■一度だけ、ピンチを迎えた試合もありましたね。
重岡 はい。そういうのも経験ですし、なにより負けないで経験することができました。
※2019年大みそかにレイ・ロリト(大成)を挑戦者に迎えたWBOアジアパシフィック・ミニマム級防衛戦。5回KO勝ちしたが、3回に左ストレートで効かされてピンチもあった。
■対戦相手のバラダレスの印象を聞かせてください。
重岡 パンチは、あるのではないかなと思います。相手のパンチにも良く反応するし近距離で打ってきますね。アジア圏の選手とばかりしてきたので、メキシコ人特有のやりづらさはあると思う。やってみないとわからないですが、大したことはないですよ。
手こずってはいけない相手
■世界チャンピオンの強さを肌で感じることができる楽しみはありますか?
重岡 これまで戦ってきた相手とは違うと思いますが…、手こずってはいけないと思います。