■本日は、井上浩樹選手も一緒に練習していましたが、復帰すると聞いた時の気持ちはいかがでしたか?
井上 ビックリしました。「復帰するよ。やるやる」と言っていたのですが、まさかやるとは思っていなかったです。やらないと思っていたので。でも、まだ復活はしていないですけどね(笑)。

■また、3人でのトレーニングを再開して良い刺激になると思います。
井上 そうですね。楽しみながら、厳しく3人で高め合いながら、できますね。

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■勝てば日本王座も手にします。井上選手は、これまで日本王座には縁がありませんでした。
井上 国内で獲れるベルトで唯一獲っていないのが日本王座なのでしっかりと獲っていきたい。

世界に向けて焦りはない

■早く世界にいきたい思いはありますか?
井上 早くできるに越したことはありませんが、試合を重ねて強くなっているのを実感しています。世界戦が決まった時に一発で獲れるのではないかと思っています。なので焦りはないです。

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■舞台が、さいたまスーパーアリーナになります。初黒星を喫した会場です。
井上 あの時よりも進化した姿を見せたいですね。しっかりと勝ってナオに良い流れを繋ぎたいです。

勝ってナオにつなげる

■ここ数戦で、そのスタイルが完全に確立されましたね。以前はもっと強気に打ちに行くスタイルでしたが。
井上 相手によって瞬時に対応を変えています。パンチが強い選手に気持ちで打ち合っても一発の怖さがあるので、見極めていく。もちろんチャンスがあれば仕留めにいきますが、考えながら出来てきているのかなと思います。

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■それができるようになったきっかけを教えてください。
井上 やっぱりウバーリに負けてから考えるようになりましたし、試合中いかに冷静に相手を見極められるかが大事だとわかりました。ウバーリとドネアの試合を見て、冷静かつしっかりとパンチを当てることが大切だと身に染みてわかりました。焦らずにしっかりと相手のパンチを見ることですね。相手どうこうより自分次第。

■当日は、どのような試合を見せたいですか?
井上 インパクトのある内容で勝ちたいですし…。

■インパクトとは、倒しにいくと?
井上 流れによっては倒して勝ちたいです。あとはいつも通り打たせないで打つボクシング。技術の差をしっかりと見せたい。

■どうもありがとうございました。

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「ボクモバの目」
  打たせずに打つスタイルが確立され、試合毎に評価を上げている。次戦は、世界王座奪還に向けた最終試験となる試合になるはずだ。井上撃破に闘志を燃やす古橋との一戦は間違いなく面白い。井上の進化に期待だ。
<取材・構成/やすおかだいご>
<写真/>Kishimoto・Bobby>

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