日本ミニマム級3位の森且貴(21=大橋)は、1月11日に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル」で同級1位の石澤開(25=M・T)と空位の王座を争う。
2019年全日本ミニマム級新人王の森は、新人王獲得後も勝ち星を重ねて全勝で初のタイトルマッチを迎える。拳を交える石澤は、回転力を活かした好戦的なタイプでこちらも王座初挑戦となる。
名門大橋ジムで力をつけながら階段を上った森は、大橋秀行会長が世界王者としてベルトを巻いたミニマム級でチャンピオンになると強く誓った。
■森選手にインタビューするのは初めてです。「いよいよ来たか!」という気持ちでしょうか?
森 そうですね。先輩がタイトルマッチ前にインタビューを受けているのを見て自分もいつかは、と思っていました。
■タイトルマッチが迫ってきました。
森 (タイトル戦は)もう少し先かな、と思っていました。(その前に)ユースタイトルを狙うのかなと思っていました。ただ、谷口選手が日本王座を返上した時にチャンスが回ってくるかもしれないとは思いました。
※谷口将隆(ワタナベ=WBO世界ミニマム級王者)
■年明けの試合なので、年末年始は返上しての練習になりそうですね。
森 はい。昨年に続き2年連続ですね。でも、試合が決まったのでまったく問題はありません。
■次戦は、フェニックスバトルでメインイベントを務めます。
森 以前だったら考えもしませんでした。高校生の時に入門して、気がついたらデビューしていて全日本新人王を獲り、「ここまできたんだな」と思います。
■石澤選手の印象を教えてください。
森 KO率が高いのでパンチ力はあるのかなと思います。あとは、対峙しないとわからない強さがあるんだろうなと思います。
■相手は、回転力を活かした多彩なコンビネーションが武器です。森選手としてはできるだけ打ち合いを避けたいところだと思いますが。
森 リング上で対面してみて、相手の雰囲気と自分の直感に任せて戦おうと思います。