日本ウェルター級5位の安達陸虎(22=大橋)は、3月11日(木)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.76」で小畑武尊(22=ダッシュ東保)と空位の日本ユース・ウェルター級王座を争う。
昨年の春に大橋ジムに移籍してきた安達に移籍初戦で2度目のユース王座挑戦のチャンスが巡ってきた。181pの長身を活かした強打で勝ち星を重ねてきた安達は、ユースタイトルを獲得し、さらに上を目指すと語った。
■移籍初戦がユース王座決定戦になりましたね。
安達 ユースタイトルマッチという大きな舞台を作っていただき本当に感謝しています。今回で2度目のユース王座挑戦なので絶対に獲らないといけません。欲を言えばクドゥラ選手と戦いたかったですが、決まったからには勝って上を目指します。
※2019年5月にクドゥラ金子(本多)が保持していた日本ユース・ウェルター級王座に挑戦したが5回KO負けを喫した。
■大橋ジムに移籍してきてから、新型コロナウィルスの影響などで試合が決まらなかったですが、ようやくリングに上がります。
安達 去年の3月に横浜に来てからなのでやっとリングに上がれます。こっちに来たばかりの時は、大橋ジムのリズムに順応するのと、自分のできなさ加減に気持ちも落ちましたが、今は良い感じになりました。
■久しぶりにお会いしましたが、体格が大きくなりましたか?
安達 フィジカルトレーニングはしていないのですが、またデカくなりましたね。ウェルター級にこだわっていますが、減量の影響で打たれ弱くなったりコンディションを崩しては意味がないのでいずれは、さらに上の階級に上げていくかもしれません。
■野木丈司トレーナーによる、週末の合同階段トレーニングに参加していますね。
安達 はい。昨年の6月から始めていますが、こんなにキツい階段は大阪にはなかったので、良いトレーニングになっています。ついていけるのですが、限界まで追い込めています。
■どのくらいで順応できるようになりましたか?
安達 昨年の11月くらいからです。一時はスランプで結構時間がかかりました。これまでは、考えながら練習していましたが、一時は何も考えないでがむしゃらにやっていました。
■安達選手を見ていると、練習後に他の選手とも話している様子で慣れたのだなと思います。
安達 人見知りなのもありますが、ジムに来たばかりの時はあまり話せなくてジムのピリピリした雰囲気に圧倒されていました(苦笑)。とにかく慣れるのに必死でした。今はジムに行くのが楽しくて、休みの時は逆に暇でやることがなくて(笑)。