日本フェザー級6位の溜田剛士(26=大橋)は、11月19日(火)に後楽園ホールで開催される「はじめの一歩 フェザー級トーナメント」に出場し、韓国KBM同級王者のイ・ジェウ(26=韓国)と激突する。KO率70.3%を誇る溜田は、トーナメント参戦のオファーが来て即決。優勝への向けてモチベーションの高さを見せた。
相手のイは、豊富な手数が武器の激闘型ファイターで、前戦の韓国同級タイトルマッチでは大激戦の末、最後は左アッパーから右フックで豪快に倒しタイトルを奪取した。溜田は、イ戦も含めて全試合KOでトーナメントを制すると拳を握った。
■まず、このトーナメントに出場を決めた理由を教えてください。
溜田 「フェザー級トーナメントがある」と会長から聞かされて決めました。他に誰が出ても構わないし、試合もコンスタントに出場できて良いかなと思いました。
■フェザー級は上位ランカーがタイトルマッチや挑戦者決定戦をしているので、来年にはチャンスが回ってきそうだと思いますが。
溜田 あ〜…、それは考えもしなかったですね(笑)。ただ、じっと待ってランキングを上げることは特に考えていなかったです。
■キャリア9年目、次戦で28戦目を迎えます。今のランキングについてどう感じていますか?
溜田 もう少し上にいたかったですね。大事な試合をこけたので…、これからはそうならないようにしたいですね。試合への持って行き方が悪かったです。
■具体的に言うと?
溜田 気持ちの持ちようですね。試合に入り込めていなかったのと、「大丈夫だろう」という、どこか油断があったのかもしれません。それをやれてこなかったので、今の位置なのかなと思っています。
■対戦相手のイ選手の印象を教えてください。
溜田 好戦的でパンチを振ってくるので面白い試合になると思います。
■大橋ジムに移籍してきて2年が経ちますね。
溜田 はい。それまでは本能的にボクシングをしていた部分があったのですが、予想外のことが起こると「あれっ?」とテンパってしまうこともありました。ジムが変わって周りの選手を見て考えてボクシングをやるようになり、焦る場面も減りました。