日本バンタム級13位の中嶋一輝(26=大橋)は、11月9日(土)に後楽園ホールで開催される「DANGAN229 GOD'S LEFTバンタム級トーナメント準決勝」に出場し、日本同級8位の南出仁(24=セレス)と激突する。
中嶋はアマチュア87戦72勝(30KO)15敗、国体優勝、関西リーグMVPの実績を残し、プロに転向。サウスポースタイルから思い切りの良いパンチで相手をキャンバスに沈めて7戦全勝(6KO)と順調なキャリアを積んでいる。
南出とはアマ時代に3戦して2勝している。ボクモバインタビュー初登場の中嶋に練習後に話を聞いた。
■スパーリングを見させてもらいましたが、他の選手ではあまり見ない、アマチュアで高校生が使用しているヘッドギアをつけているのが印象的でした。
中嶋 頬の部分を覆う形のを使うとパンチが見えなくてボコボコにされるので苦手なんです。長いこと、この形を使用しています。米国製のヘッドギアです。
■所属ジムでインストラクターをしているとお聞きしました。
中嶋 はい。日曜日以外、毎日来ています。
■バンタム級トーナメント初戦は、インパクトのある勝ち方でアピールしましたね。
中嶋 「絶対に倒したろう」と思っていたので良かったです。落ち着いて試合をすることができました。
■バンタム級トーナメントにエントリーした理由を教えてください。
中嶋 会長に勧められたのと、名前も売れると思ったからです。
■元々、左利きなのでしょうか?
中嶋 いえ。元々はオーソドックスだったのですが、ボクシングを始めて2ヶ月で出場した中学1年生の時のU-15の大会で尚弥(井上尚弥)にボコボコにされて負けてから、このままではダメだと思い、サウスポーにチェンジしました。箸を使うのとボクシングの構えだけ左利きです。
■中学生の時に井上選手と対戦していたんですね。
中嶋 小学1年から6年まで少林寺拳法をしていて、まだボクシングのことはまったく知らなかったので尚弥の存在も知らなくて。勝つ気でいったんですが、めちゃくちゃ強かったです。