■太田光亮トレーナー
※2009年に引退した大橋ジム所属の元ボクサー。2016年よりトレーナーとして後輩の育成に努めている。

最初は僕がトレーナーになってまだ1年も経ってない頃、ボワイヨ戦(※1)の10日ほど前に汗出しのためにミットを持つことになったのですが、2〜3回持った後に(井上)真吾さんから会長にLINEで「尚弥と相性が良い」という(連絡があったとの)ことで、僕が(ミットの担当を)させてもらうことになりました。

※1.ヨハン・ボワイヨ(フランス)
・2017年12月30日(土)  WBO世界スーパーフライ級タイトル戦

とにかくパンチの強さに驚きましたね。さらにバンタム級に上げてからパンチの体重の乗り方がまったく違いますね。パワーに加えてスピードもあるので、パンチの重さにキレがあります。バンタム級のパンチ力ではないですね。スーパーフェザー級の選手でも倒せると思います。

体で受けるのと手で受けるので違いはあるですが、特に右ストレート、左ボディが強烈で試合が近づいてくると受けるラウンド数も多いこともあり、ミット打ちが終わると全身が重たい感じがします。