WBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が最強の称号を取りにいく! 井上は、現役世界王者をはじめ世界中のトップファイターが集いその階級のナンバーワンを決めるWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)に出場。10月7日(日)に横浜アリーナで開催される「FUJI BOXING」で元WBA世界同級スーパー王者のファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を相手に準々決勝に臨む。
5月に衝撃の初回KO勝ちで世界3階級制覇を達成したモンスター井上は、海外オッズでも断トツの優勝候補に挙げられている。パヤノはアテネ、北京2大会五輪出場のベテランサウスポーだ。井上は発表会見で「技術がありながらタフな戦いもできる」と警戒したが、サウスポーは苦手でないと自信を示した。トーナメント全試合KO勝利での優勝に期待がかかる井上に話を聞いた。
■チケットの問い合わせがすごいことになっているみたいですね。
井上 はい。明日から(取材日8月30日)一般先行発売ですが、インスタグラムで告知したところ、SRS(スペシャルリングサイド席)はうちが確保できる席はストップになりました。リングサイド席も少ないみたいです。今回は前回よりも何倍も広いところなので、埋まればいいかなと思います。
■組み合わせ抽選会でパヤノを指名しましたが、あらためて横に並んだ時のパヤノの印象を聞かせてください。
井上 最初はオーラがあると言っちゃいましたが、ぶっちゃけ(オーラは)なかったですね(笑)。WBSSの組み合わせ会独特の雰囲気はありましたが、パヤノ本人にオーラは感じなかったですね。
■他の選手には何か感じませんでしたか?
井上 でも、やっぱりスーツを着ていても体格とか身長があるなと感じたのはテテです。並んでも身長、リーチがあるなと思いました。
※ゾラニ・テテ(WBO世界バンタム級王者)
■そのテテに翌日のWBSSクルーザー級決勝戦を観戦している時に話しかけられたみたいですね。
井上 はい。何を言っているのか分からなかったですが、「食べる?」みたいな感じで一緒にポテトチップスを食べました。何か安心しましたね。