A級ボクサーの松本磨宙(まつもと・まひろ/23=泉北)は、8月21日(木)、後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル141」で日本ユース・ミニマム級王者の北野武郎(21=大橋)に挑戦する。2022年5月にデビューした松本は、コツコツと勝ち星を重ねてA級初戦で世界ランキングにも名を連ねる北野に挑む。
大阪の泉北ジムでプロ叩き上げで腕を磨いた大阪・泉北ジムの松本は、初の後楽園ホールでのチャンスに胸を躍らせている。この試合に向けて松本は、東京・ワタナベジムで初となる出稽古を行いサウスポー対策に講じていた。
■東京に出稽古に来たのは?
松本 初めてです。これまで東京に来ることもなく先月、ディズニーランドに行ったのが初めてでした。お世話になっている方からお誘いをいただき、「行きたいです」と伝えて実現しました。
■東京での出稽古や取材があるとタイトルマッチが来たと感じるのではないですか?
松本 そうですね。普段は試合前にインタビューもないので、それは感じますね!
■元々、日本ユース王座は狙っていたのでしょうか?
松本 はい。B級(6回戦)で1勝して、次勝てばA級ってところで、会長に「タイミングが合えば、日本ユース王座を組んでください」と伝えていました。単純な理由かもしれないですが、ベルトが欲しいです。なので北野選手のことはずっと意識していました。
■北野選手の印象を教えてください。
松本 ストレートが伸びて威力がありますね。そして上手い。宮澤選手(宮澤蓮斗=松田)とのユースタイトルを配信で見たのですが、宮澤選手とはスパーリングをしたことがあるので、いろいろと重ねながら見ていました。
■サウスポー同士の試合は?
松本 一度、カンボジア人と対戦した時に相手が左にスイッチをしてきたのでありますね。自分は、サウスポーの方がカウンターを取りやすいので得意です。
■後楽園ホールでの試合は、初めてになります。
松本 はい。配信でしか見たことがないですが、そんなにリングが大きくはないと聞いています。臨場感があってボクシングの聖地だなと思います。以前から後楽園ホールでやりたかったので楽しみです。ミニマム級には、松本磨宙がいることをアピールしたい。