中垣龍汰朗(23=大橋)は、3月14日(火)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.98」のセミファイナルにおいて、山口仁也(23=三迫)と空位の日本ユース・スーパーフライ級王座を争う。
引き分けが続いたが、昨年9月に判定勝ちし復活。次戦で2度目のユース王座に挑む。アマチュア8冠を経てプロに転向した中垣は、ここを勝って上を目指す。
■2度目のユース王座挑戦が決まりました。
中垣 タイトルを獲りに行く気持ちもありますが、自分が思う展開でしっかりと勝ち切りたい。
アマチュア時代に対戦している
■山口選手とは同い年ですね。
中垣 はい。過去2回試合をしていますね。初めて戦ったのは中学2年のU-15の九州予選で、2回目は大学2年の時に戦っています。テクニックがあり、今回は特に気持ちを乗せてくると思うので、気持ちで負けるつもりではありませんが、正面からガッチリといくのではなく、どの局面でも技術的にも精神的にも上回っていきたい。2回戦った時の感覚も覚えているので。
■3〜4戦目は引き分けでモヤモヤした時期もあったと思いますが。
中垣 あの試合(近藤冬真=蟹江)戦では、精神的な面で押されていたかなと思います。アマチュアの3ラウンドではなく、8ラウンドでの戦いの中でアグレッシブな相手に対して引いてしまった。しかし、直近の吉田戦(吉田京太郎=ワタナベ)で、克服できたと思います。
※昨年7月に近藤と対戦し三者三様の引き分け
※昨年9月に吉田と対戦し2-0の判定勝ち
■前戦は、泥臭く勝利をもぎ取りにいった印象を受けました。
中垣 そうですね。これまでは近距離での攻防は苦手でしたが、それもなくなりました。でも、見せたいのはそこではないです。
■大橋秀行会長は、この試合に対してどのような期待を込めていると思いますか?
中垣 期待していただいているので、過程どうこうではなく結果で応えないといけないと思っています。
■八重樫東トレーナーのチームで武居由樹選手と今永虎雅選手と一緒に汗を流していますね。
中垣 はい。僕はどちらかというと、殻に入って練習するタイプなのですが、由樹君や虎雅はすごく明るくて盛り上げてくれるので楽しく練習ができています。