元K-1ワールドグランプリ・スーパーバンタム級王者の武居由樹(25=大橋)は、9月9日(木)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.80」のメインイベント54.5s契約6回戦で竹田梓(24=高崎)と対戦する。
K-1でトップをひた走っていた武居は、ボクシングに転向すると今年3月にデビュー。初回KO勝ちで強烈なインパクトを残した。拳を交える竹田は、5戦全勝(5KO)のハードパンチャーで左右ともに抜群の破壊力を持つ。
2戦目のリングに上がる武居に試合への意気込み、そしてボクシング転向が噂される那須川天心についても話を聞いた。
■2戦目で早くもメインイベンターを務めますね。
武居 普段と変わらない気持ちです。順番はそこまで気にしていませんが、メインやセミの方がうれしいのでモチベーションが上がります。ジムの期待に応えないとまったく意味がないのでやるだけです。
■竹田選手の印象を聞かせてください。
武居 一発の力がある選手ですね。アッパーを打ってくるので自分と似たタイプなのかなと思います。油断はまったくしていません。
■警戒するところは?
武居 パンチをもらったら危ないので一発のパンチ力。先に当てて倒す展開を作りたい。
■竹田選手は、ここまで5戦全勝(5KO)です。
武居 そんな簡単に人は倒せないので、すごいことです。倒そうと思って倒せるものではないので。ただ、僕もK-1時代ですが、結構倒してきたので自信があります。
■八重樫東トレーナーとは、どのような取り組みをしていますか?
武居 体の使い方や力の抜き方といったボクシングの動きを教えてもらっています。実は、レジェンドの時もデビュー戦も右手を怪我していて、ほぼ左手でしか練習していなかったのですが、今はしっかりと完治してスパーリングもバンバンしているので本格的に練習をしています。逆に言えば、ボクシングファンにはまだ本当の武居由樹をを見せられていないので、次戦では見せられると思います。
■デビュー戦は、インパクトを残したと思いますが。
武居 怪我をしている中では良かったかなと思いますが、長引いたらヤバかったかもしれません。