注目:昨年9月、河野公平(ワタナベ)との王座決定戦を制し世界王座初戴冠を成したロハス。アウトボクシングに徹し、ロングレンジから右リードでリズムを構築。的確に左右ボディで相手のスタミナを削るサウスポーの技巧派王者だ。河野との決定戦では、最終12ラウンドに右フックでダウンを喫するも、ダウン後の追撃を捌く技術は天下一品であった。挑む名城は元WBA世界同級王者。昨年5月のカサレスとの再戦で王座から陥落し約9ヶ月、3度目の世界奪取を狙う。しかし、名城は河野と同じスタイルのファイタータイプ。果たして王者のリードと左右ボディを掻い潜り、接近戦にどう持ち込むのか。

注目:当初、挑戦者に安田幹男(六島)を予定していたが、安田の負傷により世界ランカーの中広大悟が名乗りを挙げた。中広は昨年9月、佐藤洋太(協栄)との日本王座統一戦でタイトルを失い、このツニャカオ挑戦が復帰戦となる。1階級上の挑戦は、中広にとって吉と出るのか…。王者ツニャカオは、安定したボクシングで大場浩平、本田秀伸を下し、王座を防衛している元世界王者。テクニック・インサイドワーク・パワーと3拍子併せ持つ。世界再挑戦に向け、負けは許されない。