IBF5位を筆頭に世界4団体でランク入りする粉川は昨年7月の王座奪還後、派手さはないがここまで2度の指名戦を含め明確なポイント差をつけ4度の防衛に成功。14年3月以来となる3度目の世界挑戦に向け、ランク入り2戦目でチャンスを掴んだ新井をどう迎え撃つかに注目が集まる。

　また、セミではこの王座のトップコンテンダー、ユータ松尾(27=国際)が13年全日本新人王の大保龍人(21=横浜さくら)と対戦。好戦的な大保を相手に松尾が磐石な内容でタイトル挑戦をアピールすることができるのか、それとも大保が松尾の爆発力を飲み込み、一気にタイトル戦線へと踏み出すことができるのか、楽しみな一戦。