この試合はパッキャオの持つWBO世界ウェルター級王座の初防衛戦として行われるが、アルジェリが1階級下であることとパッキャオが今後、スーパーライト級で戦うためのテストという意味もあり両階級の中間の144ポンド(約65.3キロ)の契約体重に設定されている。

　パッキャオは143.8ポンド(約65.2キロ)で難なくパスしたが、アルジェリは最初に144.4ポンド(約65.4キロ)を計測。着衣をとって再び秤に載ったが、それでも0.2ポンド(約90グラム)超過していたため、2時間の猶予が与えられることになった。1時間後、アルジェリは再計量に臨み、143.6ポンド(約65.1キロ)を計測、ことなきを得た。オッズは8対1でパッキャオ有利と出ており、アルジェリの勝利には7倍の配当がついている。

　アンダーカードに出場するWBO世界フェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と、挑戦者チョンラタン・ピリャピニョ(タイ)はリミットちょうどの126ポンド(約57.1キロ)でパス。

　WBA世界スーパーライト級王者ジェシー・バルガス(米)はリミットいっぱいの140ポンド(約63.5キロ)、挑戦者のアントニオ・デマルコ(メキシコ)は139.3ポンド(約63.1キロ)だった。

　また、セミ格で登場予定のゾウ・シミン(中国)とクワンチャイ・ワンソンチャイジム(タイ)はフライ級リミットちょうどの112ポンド(約50.8キロ)だった。