ブラッドリーVSマルケス

　WBO世界ウェルター級タイトルマッチ、王者ティモシー・ブラッドリー(30=米)対挑戦者でWBO世界スーパーライト級王者ファン・マヌエル・マルケス(40=メキシコ)の12回戦は12日(日本時間13日)、米国ネバダ州ラスベガスのトーマス&マックセンターで行われる。11日には両者が前日計量に臨んだ。

※ブラッドリー対マルケスは13日(日)午前11時からWOWOWメンバーズ・オンデマンドで先行配信の予定。翌14日(月)にはWOWOWライブ「エキサイトマッチ」で放送予定。ゲストは12年ロンドン五輪金メダリストで現東洋太平洋&日本ミドル級1位の村田諒太(27=三迫)。

　ブラッドリーは昨年6月、マニー・パッキャオ(比)に際どい判定勝ちで王座を獲得。今年3月のルスラン・プロボドニコフ(露/米)戦ではダウンを喫する大苦戦。なんとか判定をもぎとり初防衛に成功している。この日の計量はウェルター級リミット147ポンドを1ポンド割り込む146ポンド(約66.2キロ)だった。

　一方、昨年12月にパッキャオを6回KOで屠り勢いづくマルケスは、勝てば5階級制覇となる。計量は軽めの144.5ポンド(65.5キロ)でパスした。マルケス有利のオッズは変わらないものの、ここに来て13対8から5対4、さらに6対5まで接近している。ブラッドリー勝利は1.6倍の配当、引き分けは31倍となっている。

　アンダーカードではWBO世界フェザー級王座決定戦が組まれており、計量はオルランド・サリド(32=メキシコ)がリミットちょうどの126ポンド(約57.1キロ)、オルランド・クルス(32=プエルトリコ)が125ポンド(約56.7キロ)だった。オッズは4対1でサリド有利と出ている。

　さらに五輪連覇のワシル・ロマチェンコ(25=ウクライナ)もプロ初陣となるフェザー級10回戦に臨む。計量は125ポンドでパスしたが、相手の世界ランカー、ホセ・ラミレス(25=メキシコ)は126.5ポンド(約57.3キロ)と0.5ポンド(約227グラム)オーバーだった。